「友達同盟しない？」





思えばこの言葉から私達の本当の人生は始
まったのだと思う。



この言葉をあの子が言わなければ心は死んでいたままだったかもしれない。



そう、だから「友達同盟」をしてよかったと私は思うのだ。





その日はいつもと同様図書館に来ていた。


はば広くたくさんの本がおかれていている中で私は最近知った冒険小説を探していた。



やっと見つけさっそく読もうと座れる席を探していた。


だけど、休日ということもあって混んでいた。