居場所


「俺さぁ、たまにここに来た時にお前見かけた。見てすぐに美山優花って分かった…だけどお前いっつもすげー暗い顔して学校にも全然こねーし……モデル辞めたのかよ」 


突然あたしの心に突き刺さる激しい痛み。 


「なぁ辞めたのかよって聞いてんだろ?」 

「辞めたよ」 


今さら隠しても仕方ないし。嘘を突き通せるようなあたしでもないし。 


「はぁ?何でそんな簡単に言えんだよ」 

「いいじゃん別に。もう終わったから」 


もぅ蓮には関係ない。今更、何も関係ない。



「お前の夢だろ?諦めたのかよ」 

「うん」 


本当は諦めてなんかいない。 今でもやりたいと思ってる… 


だけど、 


あんな昔みたいな笑顔は出せない。出せない、出せないんだよ…