今日、蓮は旅立つ。 


あたしと蓮は空港に向かった…

そこには亜美と俊が待っていた。 


「よっ蓮」

「おはよ蓮」 


俊と亜美はいつもと変わらなかった。 


「わりーな、わざわざ来てくれて」 

「蓮、行くかぎり絶対、上手くなってこいよ」


俊が笑顔で蓮の肩をポンポンと叩いている。 


「おぅ」 

「蓮、頑張ってね」 


微笑む亜美。 


「はいよっ」 


あたしはただ3人の会話を聞くことしかできなかった。 


その時間は刻刻と過ぎていく…。 



「俺もぅ行くわ」