「ふーん。楽しんで来いよ」

「なーんだ残念」 

「しっかし、あんたらこの寒いのによくサッカーなんてできるよね」 


亜美の言葉に頷くあたし。 

さすがに寒くて見てられないよ…。 


「うっせーな、これでも汗かくんだよ」 


キレぎみの俊。 


「「じゃあ、またね」」 


あたしと亜美はケーキ屋に向かった。 


「ここ、ここ。美味しいんだよーここのケーキ」 

「亜美、来たことあるの?」 

「うん1回だけ…俊とね」

「へぇ〜俊と来たんだ」 

「それがね早く帰ろ帰ろって、うっさいの」 

「あはは。俊にがてそー」

「男はダメだね…こういう所」 

「だね」 


あたし達は席についてメニューを見た。 

うわっケーキなんて久しぶりだよ…。 



しばらくして頼んだケーキが運ばれてきた。 

あたしはミルクレープと紅茶。 

亜美はショートケーキと紅茶。 

うわぁぁ〜凄い美味しそう。 

あたしはついウキウキしてしまった。