「よかったね優花」 

「うん」 


やっぱ羽織るだけでも全然違うな…暖かい。 


「亜美これ」 


蓮は俊のブレザーを持ってきた。 


「サンキュー」 


亜美はブレザーを受け取り制服の上から羽織った。 


「うわっっ、これ暖かいねぇ」 

「うん」 


あたしと亜美はくだらない会話をしながらサッカーを見ていた。 


そんなサッカーを見ていると、あたしはふと昔の事を思い出した。

蓮の夢。 蓮のやりたい事… 


サッカー上手くなる為に海外に行くと言っていた。 

本当にいっちゃうのかな… 

でも…きっと行くよね… 

蓮の夢だもんね… 


あたしは応援するよ。