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『……え?さ、三枝!?』


『橋名ちゃんっ!?』


次の日、教室に入ろうとしてドアの前にいた私を

三枝くんが後ろから来て、私の手をひいて教室に入った。


……すっごくびっくりした。


『橋名ちゃん、俺のになったからさ』


……また、いつものような王子のような笑顔で

皆に話していた。


(え、え、え………っ!)


私は顔をまた、真っ赤にして驚いた。