×☆××☆× 一時間目には余裕で間に合ったものの、 さっきの感覚が怖すぎる。 (え、三枝くんは何したの?) 指を鳴らしたら荷物の重さが無くなっちゃうの? 意味が分からない。 でも悩んでも悩んでも、チャイムは鳴って 授業は始まってしまうから…… (仕方ない、とりあえずは授業受けよう……) と思ってノートに目をうつした。 でもやっぱり三枝くんのことが、 頭から離れないのは仕方ないことなのかな?