泣き虫彼女とクールな彼氏

私は登端の家に行く。




今日は天気いいなー




けど少し風が冷たいかも。




それから二十分歩き、




もうすぐ登端の家に着く。




すると




「行ってくるわ」




ん??




あれは…




「半田君??」




ちょうど玄関から出てきたのは、半田君だった。




「…誰」




「へっ!!酷いな!!私だよっ、七世」




「…七…えっ、まじで??」




「な、なによ…」




なんでそんなまじまじと…




「あ…いや、誰か分かんなかったわ…」




「酷いよー」




「ちげえって、」




「もういいもんっ」





あれ、半田君…部活なの??




クリスマスなのに??





「すげぇ…可愛い…」




「え??」




今、なん、て…??




「あ、いや。今のは忘れろ」




「え、あ、うん」




「今から登とデート??」




「うんっ」




「そう」




「半田君は部活??」




「当たり前だろ、新人戦近いんだからよ」




「そうなんだ…」




「…あのさ、」




「うん??」




「…やっぱなんも。なら俺行くな」




「うんっ!!気をつけてねっ!!」




私は笑顔で手を振った。




すると半田君は私に…




「ひゃっ!!??」




えっ…なに…??




「ごめん…」




「ちょっ、離れて…??」




半田君は私を抱き寄せる。





「…俺、恋愛はもうやめたはずなのに…」




「は、半田君??」




「お前が…頭から離れない…ごめん」




「え??…どういう、こと…??」




「…ここまでして分かんねーとか、やっぱばかだわお前」




「なっ!!」




「じゃあな」




「あ…う、ん…」




なんだったんだろ…。




ふと登端の家を見る。




と、




「とう…は…」




見て、たんだ…。




登端は目を見開いてずっとこっちを見てくる。




そして登端は私に向かったように、




こう言ったんだ。




「…美咲…」




って。