ただまだ、あの日のことを私は忘れたわけじゃない。
いや。
忘れた事は一度だってない。
君を見たら思い浮かんでくる。
そんな毎日だった。
「あ…雪…」
私達はいつもと変わらず隣で歩く。
だけど…
「ほんとだな」
「うん…きれー…」
私も、登端に合わせて喋る文字が少なくなる。
まぁ、あれのことでもあるけど。
登端は私の事好き??
前女の子と一緒にいたって、
一体誰といたの…??
「寒いだろ、ほら手」
差し出された綺麗な手。
私、これ握っていいのかな…
だってこの手は…他の人と繋いだ手じゃないの…??
「ん」
その手をずっと見ていたら、登端から無理やり手を繋がされ、自分のポケットに入れた。
「…」
「お前最近ほんと元気ねーよな」
「そんなことないよ」
「何があったんだよ」
…お前って。
いつもじゃんか。
名前で呼んでくれたこと、一回しかない…。
「なんにもないよー」
「…そ」
「…うん…」
はあ…。
どうしたらいいのかな…。
「なぁ」
「…」
「クリスマスの事なんだけどさ…」
「…うん」
「行きたいとこ、どっかない??」
登端は私に聞く。
「うーん、映画がいいな」
「映画か。連れて行ってやるよ」
「うん、ありがと。今ね、恋愛ものの小さな手って言うのがはやってるんだぁ」
あれ、見たかったんだよね。
すごく感動しそう。
「恋愛ものか、好きだな。女子って」
「うん」
「じゃあ見に行こうな」
「うんっ」
私の家に着く。
「送ってくれてありがとう。気をつけね」
「おぅ、じゃな」
大きな背中はやがて小さくなって
白い雪で見えなくなってしまった。
いや。
忘れた事は一度だってない。
君を見たら思い浮かんでくる。
そんな毎日だった。
「あ…雪…」
私達はいつもと変わらず隣で歩く。
だけど…
「ほんとだな」
「うん…きれー…」
私も、登端に合わせて喋る文字が少なくなる。
まぁ、あれのことでもあるけど。
登端は私の事好き??
前女の子と一緒にいたって、
一体誰といたの…??
「寒いだろ、ほら手」
差し出された綺麗な手。
私、これ握っていいのかな…
だってこの手は…他の人と繋いだ手じゃないの…??
「ん」
その手をずっと見ていたら、登端から無理やり手を繋がされ、自分のポケットに入れた。
「…」
「お前最近ほんと元気ねーよな」
「そんなことないよ」
「何があったんだよ」
…お前って。
いつもじゃんか。
名前で呼んでくれたこと、一回しかない…。
「なんにもないよー」
「…そ」
「…うん…」
はあ…。
どうしたらいいのかな…。
「なぁ」
「…」
「クリスマスの事なんだけどさ…」
「…うん」
「行きたいとこ、どっかない??」
登端は私に聞く。
「うーん、映画がいいな」
「映画か。連れて行ってやるよ」
「うん、ありがと。今ね、恋愛ものの小さな手って言うのがはやってるんだぁ」
あれ、見たかったんだよね。
すごく感動しそう。
「恋愛ものか、好きだな。女子って」
「うん」
「じゃあ見に行こうな」
「うんっ」
私の家に着く。
「送ってくれてありがとう。気をつけね」
「おぅ、じゃな」
大きな背中はやがて小さくなって
白い雪で見えなくなってしまった。

