泣き虫彼女とクールな彼氏

あの後は半田君が私の家まで送ってくれた。




今日もまた、学校が始まる。




「七世ー??登端君来たわよー」




はあ…




分かってるってばそんな叫ばなくたって




窓から見えたし。




「行ってきます」




私は家を出た。




今私の目の前にいる彼はいつもと変わらない。




って、そりゃそうか。




変わってたら逆に、ね。




何も知らなかったフリをしよう。




そしたら、辛くなることもない、のに…




自分勝手に下を見ては




自分勝手に暗くなる。




「元気ねーじゃん」



「そう、かな」




美咲さんって、どんな人なんだろう。




その日は特に何もなく、学校を過ごした




「七??」



「…へ??」




突然名前を言われてはっとする私。




明日奈だった。




「どうしたの??」




明日奈は私の顔を覗きこんでくる。




「あっ、ううん!!なんでもなんでもっ」




私は慌てて首を振る。




こんなこと、明日奈には言えないよ。




「そー??」




いかにも怪しいって顔で私を見てくる。




「ほんとだってー」




私はまたいつものように元気で、




そう答えた。