二点。
先点を決めたのは、侑月だった。
侑月もうまくなったな。
相手チームからスタートする。
俺も、本当は逃げてたんだよね。
バスケという、スポーツから。
確かに好きだった、バスケは。
あの頃俺達バスケ部は毎日の厳しい練習に乗り越えてきた。
勉強も恋愛もなにもかも捨てて。
だから部活では恋愛禁止というものが俺たちの中では出た。
だけど俺はそんな決まりを守るやつなんかじゃなかった。
だから恋愛もした。
でもそれは、余裕があったから。
だけど勿論、バレてはいけないこと。
侑月だけは知ってたけど、
他は誰一人知らない。
知られてはいけないから。
だからかな、
俺の愛情表現が、悪いって言われてきたのも。
中学で県大会までいった。
その頃はキャプテンが俺、
副キャプテンが侑月だった。
キャプテンだったのもあったが、
みんなを県大会に連れていきたかった。
県大会に優勝して、
これからだっていう時に事件は起きた。
中学三年の真冬。
県大会優勝を終えて数ヶ月後、
男子バスケットボールは無くなった。
それは俺達の引退前。
だから最後の試合は、その県大会で幕を閉じた。
その事件、それは
俺達のひとつしたの二年生が喫煙したから。
そこまではいいものの、
タバコの灰やゴミが部室に散らばってるのを見た先生が校長に知らせたそうだ。
その日はたまたま部活を休んでいた俺。
次の日来たらきたで、バスケ部という部はもう、存在しなかった。
高校に入ってもバスケを続けたいと言う気持ちはあったが、
悩んだあげく、結局入部を拒否した。
アルバイトもあったし、
何しろもう、あの時のショックが大きすぎた。
裏切られたって気分。
だから俺はもう、バスケもスポーツもしない。
団体なら尚更。
だけど侑月は俺とは裏腹に
バスケ部にいち早く入部した。
だから俺は逃げてる。
けどもう今更。
入ることは無理だし、
もうやりたくはない。
だから今日も迷った。
あんな有名だったバスケ部の高校の名がなくなった。
それはほかの高校から見てさぞかし思ったことだろう。
だけど時代も時代。
そう不思議になることはなかった。
「登端」
侑月からパスが出る。
俺はドリブルでゴールまで切り込んでいく。
そして二点。
決めた。
「ナイス登端」
さすがにキツイな。
運動なんか体育以外にしてなかった。
しかも格好も格好だしな。
制服に靴下って。
どんなプレーヤーだよって。
「やるじゃん」
先輩はそう俺に言う。
「いえ、まぐれです」
俺はそれだけ言って自分のポジションに着く。
先点を決めたのは、侑月だった。
侑月もうまくなったな。
相手チームからスタートする。
俺も、本当は逃げてたんだよね。
バスケという、スポーツから。
確かに好きだった、バスケは。
あの頃俺達バスケ部は毎日の厳しい練習に乗り越えてきた。
勉強も恋愛もなにもかも捨てて。
だから部活では恋愛禁止というものが俺たちの中では出た。
だけど俺はそんな決まりを守るやつなんかじゃなかった。
だから恋愛もした。
でもそれは、余裕があったから。
だけど勿論、バレてはいけないこと。
侑月だけは知ってたけど、
他は誰一人知らない。
知られてはいけないから。
だからかな、
俺の愛情表現が、悪いって言われてきたのも。
中学で県大会までいった。
その頃はキャプテンが俺、
副キャプテンが侑月だった。
キャプテンだったのもあったが、
みんなを県大会に連れていきたかった。
県大会に優勝して、
これからだっていう時に事件は起きた。
中学三年の真冬。
県大会優勝を終えて数ヶ月後、
男子バスケットボールは無くなった。
それは俺達の引退前。
だから最後の試合は、その県大会で幕を閉じた。
その事件、それは
俺達のひとつしたの二年生が喫煙したから。
そこまではいいものの、
タバコの灰やゴミが部室に散らばってるのを見た先生が校長に知らせたそうだ。
その日はたまたま部活を休んでいた俺。
次の日来たらきたで、バスケ部という部はもう、存在しなかった。
高校に入ってもバスケを続けたいと言う気持ちはあったが、
悩んだあげく、結局入部を拒否した。
アルバイトもあったし、
何しろもう、あの時のショックが大きすぎた。
裏切られたって気分。
だから俺はもう、バスケもスポーツもしない。
団体なら尚更。
だけど侑月は俺とは裏腹に
バスケ部にいち早く入部した。
だから俺は逃げてる。
けどもう今更。
入ることは無理だし、
もうやりたくはない。
だから今日も迷った。
あんな有名だったバスケ部の高校の名がなくなった。
それはほかの高校から見てさぞかし思ったことだろう。
だけど時代も時代。
そう不思議になることはなかった。
「登端」
侑月からパスが出る。
俺はドリブルでゴールまで切り込んでいく。
そして二点。
決めた。
「ナイス登端」
さすがにキツイな。
運動なんか体育以外にしてなかった。
しかも格好も格好だしな。
制服に靴下って。
どんなプレーヤーだよって。
「やるじゃん」
先輩はそう俺に言う。
「いえ、まぐれです」
俺はそれだけ言って自分のポジションに着く。

