『だって麗も告白したんだもん』
…麗ちゃん…。
私聞いてないよ…??
今も、好きなのかな…
だったら私を憎んでるよね??
なのに一言も言わないじゃん。
ただ私を応援してくれるって…。
それなら
これから麗ちゃんには登端との事、報告しづらいよ…。
私は授業を受ける。
隣をちらっと見る、と
「また書いてるし…」
ぼそっとつぶやく私に気づいたのか
「みんな」
と言ってノートを閉じる。
「あっそー」
見るとかそんな、今の気分じゃないし。
「今日やけに暗くね??」
私に言ってくる半田君。
「そ??」
やっぱ分かるのかな。
「登となにかあったの」
「…別に」
登端とは何もないんだけどさ。
「あ」
「…??」
なに…
「…お前ってさ、」
「なによ…」
「正直登から愛されてないんじゃね」
「…え??」
なんで??
「昨日さ、」
「…」
「たまたま家の窓から見たんだよね」
「え、なにを??」
「登。と、誰か」
「へ??」
誰か??
誰…??
麗ちゃん??
半田君はそれだけ言って顔を前に向ける
「えっ、だ、誰よ」
私は半田君に言う。
半田君はこっちを見ず顔を黒板に向けたまま
「さあな」
と言う。
「はっ??」
訳わかんない。
誰よ。
「暗くてよく見えなかった」
「…そう…」
そんな夜だったんだ。
「でも…」
「え??」
「…ひとつだけ分かるのは、女だった」
「…やっぱり…」
女の子…。
「やっぱりってなんだよ、彼氏の事信用してなかったのかよ」
「別に??」
好きって…最近言ってくれたのに…。
一気に信用を失っていく。
「あそ」
「…ねえ」
「あ??」
「その人さ…うちの学校??」
それだけでもせめて。
「あー…多分だけど…」
「…」
「違うと思うな」
「そう…なんだ」
違う学校の人か。
「ま、お前らに興味無いけど」
またかよ。
でも…
「言ってくれてありがとっ」
私は半田君に微笑んだ。
半田君はちらっと私を見ては何も言わずに再び前を向いた。
…麗ちゃん…。
私聞いてないよ…??
今も、好きなのかな…
だったら私を憎んでるよね??
なのに一言も言わないじゃん。
ただ私を応援してくれるって…。
それなら
これから麗ちゃんには登端との事、報告しづらいよ…。
私は授業を受ける。
隣をちらっと見る、と
「また書いてるし…」
ぼそっとつぶやく私に気づいたのか
「みんな」
と言ってノートを閉じる。
「あっそー」
見るとかそんな、今の気分じゃないし。
「今日やけに暗くね??」
私に言ってくる半田君。
「そ??」
やっぱ分かるのかな。
「登となにかあったの」
「…別に」
登端とは何もないんだけどさ。
「あ」
「…??」
なに…
「…お前ってさ、」
「なによ…」
「正直登から愛されてないんじゃね」
「…え??」
なんで??
「昨日さ、」
「…」
「たまたま家の窓から見たんだよね」
「え、なにを??」
「登。と、誰か」
「へ??」
誰か??
誰…??
麗ちゃん??
半田君はそれだけ言って顔を前に向ける
「えっ、だ、誰よ」
私は半田君に言う。
半田君はこっちを見ず顔を黒板に向けたまま
「さあな」
と言う。
「はっ??」
訳わかんない。
誰よ。
「暗くてよく見えなかった」
「…そう…」
そんな夜だったんだ。
「でも…」
「え??」
「…ひとつだけ分かるのは、女だった」
「…やっぱり…」
女の子…。
「やっぱりってなんだよ、彼氏の事信用してなかったのかよ」
「別に??」
好きって…最近言ってくれたのに…。
一気に信用を失っていく。
「あそ」
「…ねえ」
「あ??」
「その人さ…うちの学校??」
それだけでもせめて。
「あー…多分だけど…」
「…」
「違うと思うな」
「そう…なんだ」
違う学校の人か。
「ま、お前らに興味無いけど」
またかよ。
でも…
「言ってくれてありがとっ」
私は半田君に微笑んだ。
半田君はちらっと私を見ては何も言わずに再び前を向いた。

