今日もバイト。

まあ今日もってかほぼなんだけど。

最近かなりシフト入れられてんだよね。

いつも七世と別れてバイト店に行く。

因みに七世にはバイトしてる事は言っていない。

七世と付き合う前からバイトは少ししてたし、
七世と付き合って、あの言葉を言ってからバイトに力を入れるようになった。

バイト終わり。

「先失礼します」
「お疲れ様ー」

俺は飲食店でバイトしている。

休憩室に行く。

今日も疲れた、帰って風呂入って寝よ。

「あっ、登端」

休憩室にいたのは二つ上の先輩だった。

「…おつかれっす」

先輩も終わりだったみたい。

まあ興味無いけど。

「ねぇ登端」
「はい…??」

着替える俺に話しかけてくる先輩。

「途中まで一緒帰ろうよ」
「いや…、」

正直帰りたくねー

「ね??」

一応…先輩だもんな。

仕方ねーか…。

「いいですよ」
「やった!!」

…。

反応、七世にに似てやがるし。

因みに同じ職場の人達はお互いみんな名前で呼びあっている。

だからさっき先輩は俺を名前で言ったんだ。

俺は言わねぇけどな??

先輩、しか。

「準備できましたよ」
「おっ、行こっか」
「…」
「うー、寒いね」
「ですね」
「寒くない??」
「寒いですけど…」

そんな素っ気ない言葉しか俺は返せない

「そか」
「…」

あーさむ。

早く家つかねーかなー

俺はそればっかり考えていた。

先輩の家は二つ隣の町らしい。

だから俺の家を通って駅に行く。

「俺ここですけど…大丈夫っすか…??」
「あっ、うん!!ありがと!!」
「いえ、気をつけて」
「ほーい」

先輩はそう言って背中を向け歩いて行った。