翌日。




テストは無事に終わった。




いや、無事と言うか全部赤点というか。




今日はテスト明けだということで早く帰れる。




部活動も全面禁止。




「お前さー…」




そう言ってきたのは隣の半田君だった。




「な、なによ」




肘をつき私を上からのように見てくる。





「バカだな」




「ふぁい??」




な、なんと。




「いや、お前の回答全部見せてもらったけど、全部違くね??」




「なっ、なんで見るのよ!!」




「隣だし」




「そうかもだけど、テストだよ??これ。第一半田君頭良いんだし見なくたって…」



「お前が一体、どんな答え書いてんだろうなって気になって見てみたら…めちゃくちゃだな」




「はっ、」




「すげえ笑えたわ、さんきゅ」




「…え??」




どこか切なそうな顔をし、半田君は帰って行った。




「…」




なんだったんだろ…。