「いっ、」




「大丈夫か??」




私、寝てたんだ…




「今何時??」




「6時」




「そっか」




「てかさー」




「うん??」




「明日期末考査だけど大丈…」




「あああー!!」




わ、忘れてた!!




てっきり忘れてた!!





えっ、てことはえっ??




でましたのーべん。




「もう帰るか??送るけど」




「いや、送らなくて大丈夫!!私一人で帰るよ」




「いや、さっきみたいな事あったら…」




「大丈夫だって、あの時はぶつかっちゃってそうなっただけで、次は気をつけるもん」




「そ。なら、ついたら連絡しろよ」





「了解しましたー!!」





私は登端の家を出る。




家を出た瞬間、ばったりと会ったのが




「は、半田君??」




「…なんだお前かよ」




「なんだって何よー、部活帰り??」




「あぁ。…お前ってそういや登と付き合ってたな」




「あ、うん」




「気をつけて帰れよ」




「ありがと、半田君こそね」




「いや、俺ん家ここだし」




え??




そう指をさす半田君。




それはまさかのまさかの、




登端の家の真横だった。




「…なに」




いかにもガン見すんなってオーラを出してくる半田君。




「あ、いや…登端のお隣さんなんだ…」




「別に、なりたくてなってんじゃねーよ」




「そう、ですか…」




「じゃあな」




「あ、また明日ね」




私は半田君とバイバイし、家を目指した。