「先生は、菜乃華と司くんがいないからって下に電話しにいったよ。」 「えっーじゃあ、遅刻じゃーん。」 そこで、ぐいっと私の後ろから司が頭を出した。 「遅刻なのかー。」 「そーみたいだね。」 「あーあ。」 ガラガラ…次こそは先生が来た。