息を切らしながら、席につくと、葉月が冷やかすような目でこっちを見ている。
それをシカトすると、すぐに教室に担任が入ってきてホッとした。
「よーし、号令」
「きりーつ、礼」
HRが始まっても、私はそわそわしっぱなしだった。
やばい、ドキドキする。
今日、おかしくないかな。
急いでたから、髪の毛とか何も出来なかったし…。
そんな心配ばかりしていた私だったけど、授業が始まったら寝てなかったこともあって…。
机に突っ伏して爆睡してしまっていた。
休み時間も寝てる私に、葉月は少し呆れてたらしい。
起きたのは三時間目の終わりぐらいだった。
≪…あやめ、行くな≫
寝ぼける私の頭に微かに響く、その声。
若いだろう、男の人の声。
それをシカトすると、すぐに教室に担任が入ってきてホッとした。
「よーし、号令」
「きりーつ、礼」
HRが始まっても、私はそわそわしっぱなしだった。
やばい、ドキドキする。
今日、おかしくないかな。
急いでたから、髪の毛とか何も出来なかったし…。
そんな心配ばかりしていた私だったけど、授業が始まったら寝てなかったこともあって…。
机に突っ伏して爆睡してしまっていた。
休み時間も寝てる私に、葉月は少し呆れてたらしい。
起きたのは三時間目の終わりぐらいだった。
≪…あやめ、行くな≫
寝ぼける私の頭に微かに響く、その声。
若いだろう、男の人の声。



