「あ、順二ー!」
葉月が隣のクラスのドアから、順二君を見つけて大声で呼ぶ。
それに順二君が振り向いた。
葉月の陰に隠れて、密かに草野君を探すけど、…いない。
…ちぇ。
残念。
「何ー?」
順二君が落胆する私の目の前に来る。
はっとしながら、私は慌てて生徒手帳を取り出した。
「あ、あの、これ、ありがとう!!」
その写真を見せながら、私は深くお辞儀をした。
それを見て、順二君と葉月が目を点にしていた。
「あはは!!君、うけるね!
草野の写真ならいくらでも撮ってやるよ!」
「え!」
じゃあ、また他の写真を、そう、言いかけた時。
「誰の写真だって~?」
突然。
にゅっと現れた腕が私の生徒手帳を取り上げた。
葉月が隣のクラスのドアから、順二君を見つけて大声で呼ぶ。
それに順二君が振り向いた。
葉月の陰に隠れて、密かに草野君を探すけど、…いない。
…ちぇ。
残念。
「何ー?」
順二君が落胆する私の目の前に来る。
はっとしながら、私は慌てて生徒手帳を取り出した。
「あ、あの、これ、ありがとう!!」
その写真を見せながら、私は深くお辞儀をした。
それを見て、順二君と葉月が目を点にしていた。
「あはは!!君、うけるね!
草野の写真ならいくらでも撮ってやるよ!」
「え!」
じゃあ、また他の写真を、そう、言いかけた時。
「誰の写真だって~?」
突然。
にゅっと現れた腕が私の生徒手帳を取り上げた。