外に出かける事も出来なくて、時間を潰す方法がわからないし、何より、一人でぼーっと考える時間が嫌だった。
それなら勉強をしてる方がいい。
それで、眠くなったら寝よう。
…夜が怖くても。
殺樹が今も笑って中から見てるかもしれない。
あれから、誰の声も聞こえないのが、更に恐怖を煽る。
だけど、それが普通なんだって思い込む様にした。
何も声が聞こえないのが普通。
それはわかってるのに、もう非日常に足を踏み入れてしまってるから、どれがおかしいとかの感覚が麻痺してる。
私が起こした事、私に起きてる事。
全てが非日常だ。
だけど、これがどうしようもない現実。