「バカか?」
「……え?」
心君は眉を顰めたまま、口を開く。
「なあ?虐待って…殴られるとかじゃないんだろ?」
「……」
視線を泳がせながら、私は一度だけ小さく頷く。
それに、更に心君の顔が険しくなった。
「ああ、くっそ。まじで許せねえ。
…確かにな、カンナとかには感謝はしないとなって思うけど、それは俺が思う事。
精神がぶっ壊れそうだったあやめを救ってくれてってな?
さっきも言っただろ?あやめは被害者なんだ。
そのあやめを苦しめようとしてる奴らなんだぞ?
どうして、そんな奴らにあやめはそこまで優しくなれるんだよ」
「……だって、私は何も知らなかったんだ。
私自身に何が起きたのかも、何も知らないで普通に過ごしてた」
「それの何が悪い?
あやめにだって普通に生活する権利はあるだろ?」
「ない、よ…私には、ない」
「あるよ。誰にでも平等にその権利はあるんだ」
「……」
「あんな…犯罪紛いの事をしてた俺にもね?」
そう言って、心君は自嘲気味に笑う。
「……え?」
心君は眉を顰めたまま、口を開く。
「なあ?虐待って…殴られるとかじゃないんだろ?」
「……」
視線を泳がせながら、私は一度だけ小さく頷く。
それに、更に心君の顔が険しくなった。
「ああ、くっそ。まじで許せねえ。
…確かにな、カンナとかには感謝はしないとなって思うけど、それは俺が思う事。
精神がぶっ壊れそうだったあやめを救ってくれてってな?
さっきも言っただろ?あやめは被害者なんだ。
そのあやめを苦しめようとしてる奴らなんだぞ?
どうして、そんな奴らにあやめはそこまで優しくなれるんだよ」
「……だって、私は何も知らなかったんだ。
私自身に何が起きたのかも、何も知らないで普通に過ごしてた」
「それの何が悪い?
あやめにだって普通に生活する権利はあるだろ?」
「ない、よ…私には、ない」
「あるよ。誰にでも平等にその権利はあるんだ」
「……」
「あんな…犯罪紛いの事をしてた俺にもね?」
そう言って、心君は自嘲気味に笑う。



