──────ふわりふわりと、体が宙に浮くのがわかる。 辺りは真っ白で、何も見えなかった。 ここはどこ? その謎の空間は、すごく心地よく、でもなぜか不安になった。 「…………詩音ちゃん………?」 急に名前を呼ばれ、思わず振り向くときれいな女の人が立っていた。 少し悲しげな、でもまっすぐな瞳が誰かに似ている気がする。