―き。さき。咲!
んっ。あれ?あぁ。
葵の車で意識飛ばしたんだった。

葵「咲。よく聞いて。
  咲は肺炎になりかけてた。」
え?嘘…

葵「だから、しばらく入院になる。
  一緒に治療頑張ろうな。」
そう言って、頭をポンポンしてくれる。

葵のさりげない優しさが好き。

 『どれくらいで治る?』

葵「それは、咲の気持ち次第だな。」

 『そっか。暫く一人にして?』

葵「わかった。
  何かあったらナースコールな。」

 『うん。わかった。』
そう返事をすると、葵は病室を
出て行った。