舞ちゃんの番になった。

舞「このクラスになった時最初は
  すごい不安でした。仲良かった
  友達みんな離れちゃったし、
  私、人見知りだし…。でも、
  その不安がすぐに消されて、
  すごく楽しいクラスでした。
  咲ちゃんをはじめ、華ちゃん、
  そのほかいっぱい友達ができて…。
  いつの間にか学校に来るのが
  とても楽しみになっていました。
  週末も早く月曜日にならないかな
  とかすごく考えたりして…。
  とにかくこのクラスで良かったです。
  また、みんなで集まったりしようね。
  クラス離れても、話しかけてね。
  一年間楽しい時間をありがとう。」

舞ちゃんが泣きながら話してたから
泣き止んでた子もまた、
泣き始めてしまった。

それからは、みんな
泣きながら話してて、
気付いたら華の番になっていた。

華「私は、体が少し弱くて、
  迷惑をたくさんかけちゃったけど、
  誰一人嫌そうな顔をしていなくて
  それがすごく嬉しかったです。
  今までは少なからず嫌そうな
  顔をする人がいたから…。
  その点では、すごく嬉しかった
  です。行事でも、みんな
  支え合っていろいろできたり、
  勉強面もみんな教えあったり、
  すごくこのクラスの団結力が
  感じられました。三年生に
  なって、いろいろあると思うけど
  また、集まって勉強会とか
  したいね。食事会とかも…。
  来年いいクラスだったとしても、
  絶対集まろうね。
  まえっちも込みで!
  一年間本当にありがとうございました。」

前「お前ら俺も誘ってくれるのか?」

まえっちが不安そうに言ってたけど
みんなが「当たり前!」というと
まえっちは安心したのか
泣き出してしまった。

次私の番だったのにな。
そう思いながら、まえっちが
泣き止んでくれるのを待った。

前「橘悪いな。」

 『いえ。』

前「じゃあ、最後橘
  よろしく。」

最後というのがあんまり
好きじゃないけど、
順番だから仕方ないか。

私は話し始めた。