飯島さんは、




「ええ、そうよ。


私の姉は、ここに入ってから、どこかへ行ってしまったの」




と、冷静に答えた。




「……この屋敷に入ったことは?」




竹井君は、飯島さんを睨みながら言った。




「……あるわよ。


姉を捜す為に、ね。


こんなゲームは、させられなかったけれど」




ていうことは…。


飯島さんが、この屋敷に来た事があるということは……。




「お前が、ニセモノだな…?」