「確かに…グロ…」


「で、ニセモノの特徴は?


聞いたの?」




私は、空峰君に聞いた。




「それが……えっと、どうやって聞けばいいんだ?」




と、空峰君。




どうやってって…。


どうやるんだろ?




「セーブポイントの人形も、話しかけたらセーブしてくれたし…。


ぬいぐるみに話しかけたら、教えてくれるんじゃないかな」




と山崎君が言った。




「えっと、じゃあ…おーい。


ニセモノの特徴、教えてくれーい」




空峰君は、手にしたぬいぐるみを自分の方に向けて、話しかけた。


…まるで、少女趣味をもったあぶない人のように見えたことは、黙っておこう。