と、とうかと名乗る女の子は言った。




「はい、じゃあちゃんとゲームしてよね!


じゃないとぜんいんころしちゃうんだから」




女の子は、笑いながら、そう言った。


まるで、殺すことを望んでいるかのように。




そして、女の子は消えた。




「今の女の子…とうかっていう子が、このゲームをつくったって事だよね………?」




と美玖は私に問い掛けた。




「だと思う。


あの子自身が言っていたんだから…。


でも、あんな小さい子が、どうやってこのゲームをつくったんだろう…?」


「それに、消えた…」




と飯島さん。




確かに、女の子は消えた。


あのマネキンのように爆発したわけでもなく、普通に歩いて帰るのでもなく…消えた。