「ん?じゃあどういうこと?」


「なんかね、ゲームのつくりが甘いんだよね。


もっとゲームって、細かい感じじゃない?武器とか、スキルとか、レベルとかさあ」


「…多分、このゲームはそういうゲームじゃないと思うよ。


ううん、なんていうか……鬼ごっことか、だるまさんがころんだみたいに、皆でやっていく感じっていうか」


「そう?


でも、セーブポイントなんて、鬼ごっこや、だるまさんがころんだに存在する?」




確かに、鬼ごっこやだるまさんがころんだには、セーブポイントなんてないけれど……。




「確かに、ルールも単純すぎる。


まるで、小学生が考えたみたいな……………」




と、山崎君が呟いた。




小学生が考えたって……こんな奇妙なゲーム、小学生が考えてたら怖いよ…。