つまり、この子達には、まだ一週間の期間があるということ。


おそらく、私達のしているゲームと、この子達のゲームは、している内容は一緒だけれど、別物扱いのようだ。


それに、詳しい話を聞くと、この子達のしているゲームは、『絶対殺してはいけないプレイヤー』は存在しないらしい。




「ということは、ニセモノの特徴を教えてくれるっていうぬいぐるみは、


私達のしているゲームのニセモノのもの、貴方達のしているゲームのニセモノのもの…ってごっちゃになっている可能性があるんじゃ……」


「ま、まじかよ!

だったら、誰がニセモノか分かんねえじゃんか!!」




飯島さんと安西君の言う通り……。


それじゃあ、ニセモノの特徴が、私達のゲームでのニセモノを指しているのか、植松君達のゲームでのニセモノを指しているのか、分からない。




「そういえばさ、このゲーム何かがおかしいよね」




と美玖が呟いた。




「おかしいも何も、最初の時点でおかしいでしょ。


いきなり眠っちゃったり、マネキン爆発したり…」


「いや、そうじゃなくって」