そこにいたのは、小学校高学年から中学生くらいの男の子と女の子が4人。




「な、なんだよ今の!」


「嘘だろ……」




と怯えたような様子で、女の子は泣いていた。




彼らの視線は、入り口の扉の向こうだった。


私達なんか、目もくれない。




入り口の扉は開いていた。


その奥を覗き込むと……彼らと同じくらいの男の子が、死んでいた。




まさか、屋敷から出たせいで…あのときのルーっていうマネキンみたいに……爆発を………。




初めて見る死体。


死ぬ瞬間を見たわけじゃないけれど、死んだときの様子が簡単に想像できてしまう。




酷い…こんな…………。