「じゃあ、適当に決めようか」




と言うと、空峰君は




「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な


て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り


てっ・ぽう・うっ・て・バン・バン・バン


か・き・の・た・ね


1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」




と歌って、




「じゃあ、階段あがろう」




と言った。




「本当に適当だな……ま、いいけどさあ」




と空峰君が言った。




「私が知ってるのは、


どちらにしようかな、天の神様の言うとおり、芽が出て膨らんで、花が咲いたら、じゃんけいぽん、あいこでしょっていう歌だったな~」


「美玖…ツッコむところ、そこ?」