本当に、学校のトイレみたいだ。


…学校のトイレかぁ。


うう…学校のトイレっていうのも、怖い噂をよく聞くから、あまり良い印象がないかも…。




「あそこにもトイレがある。


一階にトイレが2箇所もあるなんて、ますます学校みたいだね」




と、山崎君は進行方向先にあるトイレを指差して言った。




しばらくいくと、大きな扉が見えた。




「どうする?開けてみる?」




と、桜子ちゃんが、扉を触りながら、皆に聞いた。




「いいと思うけど、どうせ後で入っても同じだと思うなぁ」


「確かに、どうせまた、ここに来るよね?


だったら、そこにある階段上がる?」


「俺はどっちでもいい」


「私も」