「秘密よ」


「何、それ」


「秘密だってば」


「いやだから、その秘密を教えてほしいんだってば」


「いーーーやよ」


「何でさ」


「秘密だから」


「えー」




この絆創膏と、ニセモノの空峰君との思い出は、ずっと私とあの空峰君だけの秘密にしよう………。