「屋敷から出たら、確実に死にます。


あそこにいる、私のように。


ああ、ちなみに私はマネキンですから、ご安心を」




安心って…安心できるわけ、ないじゃない。




屋敷に出たら、死ぬことは確かだ。


じゃあ……大人しくゲームに参加するしかない……。




でも、そんな怪しいゲーム…。


胡散臭いし、参加して、ゲームをクリアさせたところで、本当に屋敷から出られるのだろうか…。




「死にたくなければ、一週間以内にニセモノを探し、殺してください」




ルーさんは、低い声でそう言った。




「では改めまして…。


ゲームスタートです。


プレイヤーの皆さんはニセモノを探してください」




ルーさんがそう言った瞬間、またドンッ!と爆発する音がして、二人目のルーさんが粉々になった。