そうだ!


さっき、写真で見た、とうかちゃんのお母さんだ!!




「お母さん、“わたし”……………このゲーム、いや!!!


おねがい、お母さん、このゲームをおわらせて!!!おねがい!!!!」


『お母サンは、冬花がシタいって言うカラ……。


何ガ嫌ナノ。


ドウシテ。


アナタの為ヲ………』




とうかちゃんの顔を撫で回しながら、とうかちゃんのお母さんはブツブツと呟いた。




「こんなの、たのしくない!!


こんなの、おもしろくない!!!!!




ただしくんに言われて、“わたし”、きづいたの!!!




こんなの、ダメだよ!!!!」




『タ、ダシ君………。


タダシ……。


忠志………………お前カ』




とうかちゃんのお母さんは、ギロリと空峰君を睨みつけた。