「“わたし”ね、さいしょはたしかに、このゲームをたのしみにしながら、やっていたよ?


でもね、でもね、たのしくないよこんなの。


おもしろくないよこんなの。




だって、だって、“わたし”のせいで、人がしぬんだよ!?


人が、ころされていくんだよ!?




こわいよ、こわいよ……………もう、いやなんだよ………………………!!!いや、なんだよぉ……………!!!!!」




とうかちゃん……………。




『ドウシテ』




その時、どす黒い声が、部屋中に響いた。




『どウ、シテ。



冬花、あなタの為にコのゲームヲつくッタのニ……………………』




そして、どこからともなく、血まみれの女の人が現れた。


スーツの女性のようなマネキンではない。


血の通った人間でもない。


これは………幽霊。




そして、この姿、どこかで見た事があるような…………。