どうやら、ここには今までのゲームで死んだ人達の遺体が集められているようだ。




「酷い……」




本当に、酷い。




このゲームは、酷い。




終わらせなければならない、このゲームは。


終わらせないと、終わらせないと…………………。




「とりあえず、ホンモノを探そう。


あのスーツの人はニセモノかもしれない、ホンモノかもしれないとか言ってたけど…」




と俺は言った。




「そうだよね。


早くこのゲームを終わらせないと、あのスーツの人と約束したもの」




笑顔で、土井は言った。




土井の笑顔を見ると、胸が苦しくなった。