何、これ…?




一緒に、ゲームしよ……?




「どういうことなの?


とうかちゃんのお母さんは…………」




私がそう言うと、空峰君が口を開いた。




「もしかして………。


今まで俺達は、冬花ちゃんがこのゲームをつくったのだと思っていたけれど、本当は、冬花ちゃんのゲームがしたいという生前の願いを叶える為に、冬花ちゃんのお母さんがこのゲームをつくったんじゃ…………?」


「そうか、お母さんが………。


確かに、このゲーム小学2年生くらいの女の子が作ったっていうのは、やっぱりおかしい。


でも、とうかちゃんのお母さんがつくったとなれば……まだありえるかもしれない」




と山崎君。




「でも、とうかちゃんのお母さんはどこにいるの?


とうかちゃんも………一体、どこにいるの?」




桜子ちゃんが、そう言った。




そういえばそうだ。


とうかちゃんと、とうかちゃんのお母さんは一体どこへ??


それに、私達の中にニセモノがいるのなら、ホンモノはどこにいるの???