橘川君が、表紙をめくった。
「4月4日
今日から日記を書く。
今日は、冬花の小学校の入学式。
冬花は新しいランドセルを背負って、とても楽しそうだった。
学校、馴染めるといいね。
冬花の病気のことは心配だけれど…。」
これは…とうかちゃんのお父さんか、お母さんの日記かな?
字を見ると、どっちかっていうとお母さんっぽい。
「4月9日
駄目だった。
冬花の病気が悪化してしまったらしく、しばらく外には出てはいけないと、医者から言われた。
しらばくってどれくらい?と冬花に聞かれて、少し困ってしまった」
「4月13日
冬花が、早く外に出たい、友達が欲しいと言っていた。
まだ無理よ、もうちょっと待っててね、と冬花に言うと、冬花は悲しそうな顔をしていた。
ごめんね、冬花」
「4月4日
今日から日記を書く。
今日は、冬花の小学校の入学式。
冬花は新しいランドセルを背負って、とても楽しそうだった。
学校、馴染めるといいね。
冬花の病気のことは心配だけれど…。」
これは…とうかちゃんのお父さんか、お母さんの日記かな?
字を見ると、どっちかっていうとお母さんっぽい。
「4月9日
駄目だった。
冬花の病気が悪化してしまったらしく、しばらく外には出てはいけないと、医者から言われた。
しらばくってどれくらい?と冬花に聞かれて、少し困ってしまった」
「4月13日
冬花が、早く外に出たい、友達が欲しいと言っていた。
まだ無理よ、もうちょっと待っててね、と冬花に言うと、冬花は悲しそうな顔をしていた。
ごめんね、冬花」



