「やっぱり、そうだよね」


「なになに、何か見つかったの?」




桜子ちゃんが、私達の方に寄ってくる。


桜子ちゃんの声を聞いて、山崎君と空峰君と橘川君も集まってくる。




「本当だ、あの女の子だな」


「生きている頃は、本当に、ただの無邪気な女の子っていう感じだな……………」




「この女の子が、本当にこのゲームを作ったなんて、とても思えないな……」




空峰君の言う通り……本当に、この可愛らしい女の子が、こんな残酷なゲームを………。


とても考えられない。


だって、写真の中では、こんな幸せそうに、邪気のない笑顔で………。




どうして、ああなってしまったんだろう……。




「ん?これは?」




橘川君が、散らばった本の中から、ある一冊の本を取り出した。




【Diary】




そう表紙に書かれた、埃まみれの本。





「日記?」