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「……て、…こ」




「起きて、裕美子!」




「ん……?」




目を開けると、目の前には美玖がいた。




えっと…ここは?


私達、確か屋敷に入って、倒れて……えっと………。




「あっ、皆は無事!?」


「ええ、何とか。


皆、無事よ」




美玖はチラッと後ろを見る。


美玖の後ろには、一緒に屋敷に入った皆がいた。




「よかった……土井さんが目覚めて」




と、山崎君が安心したように言った。