「ひぃっ………!!!」


『冬花ハ こノゲームガ 本当に本当ニ 大好きナノよねェ。


ネぇ、冬花??』


「おっ、お母さん……………」


『ふフふふフ。


冬花は このゲームが欲シかっタのヨねぇ。


お母サン、生きテいタ頃ハ 買っテあげラレなクて


本当ニごめンね?


デモ、安心しテ。


こノゲームは、冬花ガたっくさん、タックサん、思う存分楽しメバいいワ』




そうだ、たのしまないと。


“わたし”なんてかんけいない。


“わたし”のおもっていることなんて、どうでもいい。




だいじなのは“わたし”じゃなくて、“とうか”…………。




「うん、たっくさんたのしむね、お母さん…………」




そう言って、“とうか”はわらった。