「こ、このみちゃ……………」




好実ちゃんを追いかけて、私達は台所までやってきた。




もう、手遅れだった。




好実ちゃんだったものの手には、包丁が握られていた。


頭から、大量の血が、ドクドクと流れている。


白目を剥いていて、肌は雪のように真っ白だった。


生前の、可愛らしい姿の好実ちゃんとは、全然違う…あんな可愛かった好実ちゃんが、こんな……………こんな……………………!!!




「植田好実…死亡。


殺害したのは、植田好実。




さて……植田好実は……




ニセモノではありませんでした。




植田好実、ゲームオーバーです」




いきなりスーツの女性が現れ、そう言ったが、もう慣れてしまった。




好実ちゃんは、自殺してしまった……。