ゲームもあと二日。




「そういえば、これ、皆にはまだ見せてなかったよね」




そう言って、私は携帯である記事を出し、皆に見せた。


「女の子の呪いと好奇心でできたゲームの屋敷」というタイトルを見て、山崎君は目を丸くしていた。




「これ………ここに書いてあることは、本当だよな……。


ゲームのルールとかを見る限り………」


「本当にゲームがもらえなかったって理由だけで、こんなゲームをつくったっていうのも当てはまってるしね…………」


「ゲーム、クリアした人もいる………けれど、この人みたいに、自殺してしまう人もいるんだね……………」




と、好実ちゃんが言った時だった。




「それは違うよ。


この記事を書いた奴は死んでなんかいない」




と、山崎君が言った。