泣き叫ぶスーツの女性。


彼女の顔から、仮面が外れ、カランカランと音を立てて、落ちた。




「だから、教えてあげる……………。


このゲームのニセモノは…………………」




そう言って、スーツの女性は、山崎君と空峰君の方を見た。


その時だった。




「いわせないよ?」




という、可愛らしく、残酷な女の子の声。


その瞬間、スーツの女性が、植松君よりも酷く、粉々に砕け散る。




とうかちゃんだ…………!




「ニセモノ言っちゃったらおもしろくないじゃない。


お姉さん、まるでわかってない!


ネタバレはいちばんダメーなのーーー!!」




そう言って、粉々に砕けた女性に向かって、頬を膨らませて怒るとうかちゃん。