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いくつか部屋を回って、ようやく中学生達を見つけた。





「あの………。


何かご用でしょうか…………?」




前田さんは、少し声を震わせた。




「あ、えっとね…………」




と、好実ちゃんが口を開いたが、




「好実は黙ってて」




と桜子ちゃんが鋭く好実ちゃんを睨みつけて言ったので、好実ちゃんは黙ってしまった。




「あなた達、ぬいぐるみを隠したわよね?」




単刀直入に、桜子ちゃんはそう言った。


桜子ちゃん………かなり怒っている。




中学生達は黙っていたが、




「それに、セーブポイントの人形も、どこかへ隠したでしょう!?


お陰で、友達が…………美玖がっ………………!!!」




桜子ちゃんが大声をあげた。