「そーですよ。


私が、人形を隠しました。




植松先輩と月乃先輩はバカなので、分からなかったでしょうが、


南川先輩がニセモノじゃなかったのに生き返らなかったのは、あいつがセーブをしていなかったから。


私がりん子先輩に殺された時に生き返ったのは、私はちゃあんとセーブをしておいたから」




バカ、という言葉に反応した植松先輩が、私を殴ろうとした。




「いいですよ、殴っても。


構いませんよ。




それでもし、私が死んだら……………今度殺されるのは、貴方ですよ?




まあ、貴方がニセモノという可能性もあるので、月乃先輩からすれば、ラッキーかもしれませんが」


「ぐっ…」




植松先輩は、拳を引っ込めた。




「それで、人形はどこへ?」




飯島さんが、私にたずねた。