「うん、そうするよ………。


ね、好実ちゃん、一緒に休もう」


「う、ん…………」


「じゃあ、俺達はぬいぐるみを探してくるから」




そう言って、山崎君と空峰君と橘川君と桜子ちゃんと飯島さんは、さっきまで私達が調べていた部屋に入っていった。




「優しいなぁ………山崎君」




ぽつり、と好実ちゃんが呟いた。




「そうだよね、山崎君って爽やかだし、格好いいし、このゲームで一番頑張っているよね」


「うん…………」




と、好実ちゃんは、頬を赤らめて言った。




あれ、もしかして好実ちゃん…………………。




「山崎君のこと、好きなの?」




私は思わず、好実ちゃんに聞いてみた。


すると、好実ちゃんはもっと顔を赤くさせて、




「そ、そんなんじゃないよっ………」




と言った。