飯島さんとは初対面。




「えっと、飯島さん?だよね。


私、土井裕美子。


よろしくね」


「よろしく。


私は、飯島実沙季…」




私達は、軽く握手をした。




わ、よく見ると、飯島さん…美人……。


髪の毛も真っ直ぐストレートだし、目もぱっちりしていて、お人形みたい…。


さっき触った手も、白くて、すべすべて…白魚みたいな手って、こういうことを言うんだな……。




そして、次に「遅れてすまん!」と、竹井君…竹井徹二君がやってきた。




「これで…後は言いだしっぺの美玖だけだね」




と、桜子ちゃんが言った。




「美玖の奴、一番自分がビビってるんじゃない?」


「だったらウケる!!」




あははははは、とその場にいた全員が笑ったとき、タイミング良く、美玖がやってきた。




「皆~遅れてごめ~ん!


って、何で笑ってるの?」