確かに、そう言った。


さっきみたいな淡々とした、ロボットみたいな口調じゃなくて、


本当に、人間が喋っているみたいに………。




一体、どういうこと………。




「どうしたんですか…?」




と、私は恐る恐る彼女に聞いてみた。


が、彼女は、さっきのようなロボットのような口調で、




「安西卓也、ゲームオーバーです。


安西卓也を、殺処分します」




と言い直した。




その瞬間、安西君が




「う゛……………っぐは……………!!」




と苦しみの声を上げる。


だけど、助けてあげることは、誰にもできない…………。




ただ、私達に出来ることといえば、安西君から視線を逸らすだけだ…。