「………分かった。


俺達だけで、ぬいぐるみは、探すから」




山崎君は、二人を見下ろしながら、そう言った。




そして、私、山崎君、桜子ちゃん、飯島さん、空峰君は、とりあえず今日の分をセーブするために、上の階へ行った。


廊下に行くと、放置されたまんまの人形が、そこにはあった。


山崎君はそれを拾い上げ、セーブする。


次に空峰君、桜子ちゃん、飯島さん、私の順でセーブした。




「よし、ぬいぐるみを探そう。


昨日の続きから、でいいかな?」


「うん、それで構わないよ」


「じゃあ行こう」




2つに分かれたグループ。




ニセモノを見つけるためにぬいぐるみを探す私、山崎君、桜子ちゃん、飯島さん、空峰君。


誰も殺されたり、殺したりしてほしくない美玖と、好実ちゃんと、安西君と橘川君………。




本当に、これでいいんだろうか………。